日本機械学会サイト

目次に戻る

2021/6 Vol.124

工部大学校の「機械学」教育機器(機械遺産第100号)

四リンク

年代未詳/フォイト社製/ベルリン(独)/真鍮、鉄、木製台座/H270, W300, D90(mm)/東京大学総合研究博物館所蔵

ハンドルに「GUSTAV VOIGT BERLIN. S. W.」の刻字あり。工科大学もしくは工学部の備品番号「工キ學ニ四八九」の木札付。本模型の年代は未詳であるが、東京大学総合研究博物館には工部大学校を示すプレート付きのものを含め、近代的な機械学教育のために明治期以降に導入された機構模型が現存する。

上野則宏撮影/東京大学総合研究博物館写真提供/インターメディアテク展示・収蔵

[東京大学総合研究博物館]

バックナンバー

名誉員から一言

希代の名著「万葉人の技術」を後世に

「名誉員から一言」より「名誉員への一念」として

2021年4月22日の定時社員総会で名誉員に推挙いただいた。たいへん光栄なことではあるが、本会会員なら誰もがご存じの名誉員─例えば土光敏夫氏や島秀雄氏や幾多の大先生方に比すべくもなく、畏れ多い限りである。本コラムへの寄稿自体は有難いものの、ただし内容は「名誉員から一言」というより「名誉員への一念」として表現する方が我が意に沿う。今から37年前の1984年に名誉員に推挙された大先生、渡辺茂先生(東京大学、1918‒1992)の著書「万葉人の技術」(日本書籍刊、1978年12月20日発行)について、この紙面をお借りしてご紹介したい。

希代の名著「万葉人の技術」

会員ログイン

続きを読むには会員ログインが必要です。機械学会会員の方はこちらからログインしてください。

入会のご案内

パスワードをお忘れの方はこちら

キーワード: