Withコロナのノウハウ
コロナ禍の中での実習
コロナ禍での対面講義
対面でしかできないこと
「工作実習」は、素材から製品への変換過程を体験し、材料加工のメカニズムを理解し、加工に関連する計測技術を習得することを目的とした必修科目である。この講義には大学内の実習工場にて旋盤、フライス盤などの工作機械で金属を加工する実習が含まれる。筆者が所属する機械工学科では卒業研究の際、実験器具を自作する学生もおり、この実習は工作機械の操作方法の習得も目的としている。新型コロナウィルスの影響のため、2020年度春学期の関西大学ではオンライン講義が基本となった。しかし、この実習をオンライン講義で実現することは難しく、感染対策を行った状態で対面講義を行った。
対面講義の実施
三密を回避した実習の実現
関西大学では、6月半ばより、一部科目において、十分な感染対策を実施したうえで対面講義が認められた。「工作実習」を対面で実施するために、いわゆる三密を避ける目的で、以下のような方針のもと実習のスケジュールを作成した。
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工部大学校の「機械学」教育機器(機械遺産第100号)
ダブル・ユニバーサル・ジョイント
明治8(1875)年/真鍮、鉄、木製台座/H150, W400, D300(mm)/東京大学総合研究博物館所蔵
工部大学校を示す「IMPERIAL COLLEGE OF ENGINEERING. TOKEI. 1875」の金属プレート付。工科大学もしくは工学部の備品番号の木札があるが判読不能。
上野則宏撮影/東京大学総合研究博物館写真提供/インターメディアテク展示・収蔵
[東京大学総合研究博物館]