令と和の産学連携
そこにビジョンと情熱はあるか?-連載『令と和の産学連携』を振り返って-
そこにビジョンと情熱はあるか?
-連載『令と和の産学連携』を振り返って-
グローバル化やテクノロジーの急激な発展、少子高齢化の進行などが要因となり、従来の産業構造やビジネスモデルが大きく変化しつつあるなか、日本の企業は新たな産業や市場を創出していくための変革に迫られている。こうした状況のなかで今後、企業が生き残っていくためには、他社や大学・研究機関などの外部組織と連携し、異分野の知見を結合させることでイノベーションを生み出す「オープンイノベーション」の戦略が必須となる。
オープンイノベーションの実現に向けたカギとなるのが、産学連携だ。本連載『令と和の産学連携』では、これまで10回にわたって産学連携に関わるキーパーソンたちの取材を実施してきた。今回は、その内容を振り返りながら、これからの産学連携、そしてオープンイノベーションのあり方のヒントを探っていきたい。(取材・文 周藤 瞳美)
企業も大学も今や避けては通れない産学連携
キーワード:令と和の産学連携
表紙の説明:これは、推力5tonターボファンエンジンFJR710形で、右からファン、圧縮機、燃焼器のケーシング部分である。1975年に通商産業省工業技術院の大型工業技術研究開発制度によって開発された。ブラッシュアップしたエンジンは、短距離離着陸ジェット機(STOL)飛鳥に4基搭載され500mで離着陸できた。
[日本工業大学工業技術博物館]