Tips for Academic Publishing アクセプトに繋げる論文投稿&学術出版の豆知識
第10回 Predatory journals and how to identify them
Tips for Academic Publishing
アクセプトに繋げる論文投稿&学術出版の豆知識
ハゲタカジャーナルの見分け方
研究者はしばしば、一見すると本物と思われるジャーナルから、論文の投稿を促すメールを受け取ることがあります。ジャーナルの名前は見覚えがあり、編集委員会には信頼のおける専門家の名前が連なり、中にはインパクトファクターのランキングを記載しているものもあります。迅速な査読と出版を約束しているところも魅力的でしょう。もしあなたが論文の出版を熱望しており、出版業界の常識をよく知らない新人の著者だったら、返信してしまうかもしれません。そして、投稿時に高額な論文掲載料(article processing chargeもしくはAPC)が請求される上、論文が広く読まれることはないと知り、落胆することになるでしょう。そして、ハゲタカ出版社に苦しめられる著者の一人になっていたかもしれません。ハゲタカ出版社とは、査読という不可欠なプロセスを省略して、著者に論文掲載料を請求したり、出版を保証したりする出版社のことを指します。研究者がこうした疑わしい出版社の餌食になりやすいのは、研究者がまさに望んでいるもの、つまり簡単で保証された出版プロセスを約束しているからです。
表紙の説明:これは、推力5tonターボファンエンジンFJR710形の排気口部分である。1975年に通商産業省工業技術院の大型工業技術研究開発制度によって開発された。ブラッシュアップしたエンジンは、航空自衛隊のC1輸送機をベースに開発された短距離離着陸ジェット機(STOL)飛鳥に4基搭載され500mで離着陸できた。
[日本工業大学工業技術博物館]