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2020/10 Vol.123

表紙の説明:これは、推力5tonターボファンエンジンFJR710形の排気口部分である。1975年に通商産業省工業技術院の大型工業技術研究開発制度によって開発された。ブラッシュアップしたエンジンは、航空自衛隊のC1輸送機をベースに開発された短距離離着陸ジェット機(STOL)飛鳥に4基搭載され500mで離着陸できた。
[日本工業大学工業技術博物館]

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特集 これからが本番、IoTの発展浸透に向けた新技術

特集「これからが本番、IoTの発展浸透に向けた新技術」を企画して

森永 英二(大阪府立大学)・有坂 寿洋〔(株)日立アカデミー〕

日本機械学会は、2016年、その翌年に創立120周年を迎えることを機に、“新生「日本機械学会」の10年ビジョン”を策定している(1)。広範な分野を取り込みイノベーションへとつなげていく横断的総合技術としての機械工学の強みを活かし、社会を変革する場であり続け、それを担う人材育成に貢献するためのビジョンが定められている。その中で、分野を横断した新しい学際的な領域・技術を創成していく姿や、新しい領域を切り拓き、産業および社会の発展へと貢献できる人材を、領域や職能などの垣根を越えて育成していく姿などが挙げられている。

この10年ビジョンに向けたアクションプランの中に、社会の変化に対応可能な柔軟な部門制の実現や、年次大会、部門講演会、支部講演会の見直しと活性化、国内外の他学会との連携強化などの項目が設定されており、ここ数年、その実行が進められてきている。2020年度は、分野横断・産学連携の促進による会員満足度の向上、学会主要行事としての年次大会・講演会のさらなる活性化、新部門制の試行を通した部門間連携の強化、の三点を重点項目として、さらなる推進が行われていく見込みである(2)

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