研究ストーリー
工夫を重ねて
2019年度日本機械学会賞(論文)
「溶射プロセスをモデル化したろうの滴下実験による急冷ひずみの測定」
天野 歩、阪口 基己、黒川 悠、岡嶋 芳史、井上 裕嗣
DOI: 10.1299/transjsme.17-00377
このたびは、日本機械学会賞(論文)を頂きまして大変光栄に存じます。本論文は、東京工業大学での私の学士論文研究と修士論文研究の一部の成果をまとめたものです。TBC(Thermal Barrier Coating)の溶射時に単一粒子で起きている物理現象を明らかにするため、溶融したろうを基材に落下させ、凝固・密着過程で発生する急冷ひずみの発達過程を評価しました。
キーワード:研究ストーリー
表紙の説明:これは、フライス盤のテーブルに取り付けて使用する割出し台の割出し板部分である。ハンドルを回して穴へピンをさし込んで直接割り出す方法と、送り機構から駆動させる方法がある。これを用いて、円筒工作物の外周上に等分割の溝をフライス加工したり、インボリュートカッタを取付けて歯切り加工したりできる。
[日本工業大学工業技術博物館]
表紙写真 北原 一宏