統計で読む“経済・産業の動き”
第4回 景気動向指数
―景気の動きをつかみ、景気の山谷を決める―
これまで見てきたように景気を見る際の基本的な指標は三つある。内閣府のGDP統計、日本銀行の短観、内閣府の景気動向指数である。今回は景気動向指数と景気循環について説明する。景気動向指数は先行系列、一致系列、遅行系列の3系列があり、景気と同じように動く一致系列により景気の判断を行い、また景気の山と谷が決定される。景気循環は戦後15回を数える。
景気動向指数
内閣府の「景気動向指数」は、景気よりも早く動く「先行系列(11系列)」、景気と同じように動く「一致系列(9系列)」、景気よりも遅れて動く「遅行系列(9系列)」の29系列で構成されている。
キーワード:経済・産業の動き
表紙の説明:
1972年スイスのベヒラー社製の主軸台移動形棒材作業用単軸自動旋盤の刃物台部分である。カム機構により放射状に配置された5種の刃物が、半径方向に順次動く。刃物を軸方向に送る代わりに、工作物を中央のガイドブッシュから送り出しながら加工するため、工作物のオーバーハングが無く、高精度な加工ができる。
表紙写真 北原 一宏
撮影地協力 日本工業大学 工業技術博物館