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2020/4 Vol.123

表紙の説明:
1972年スイスのベヒラー社製の主軸台移動形棒材作業用単軸自動旋盤の刃物台部分である。カム機構により放射状に配置された5種の刃物が、半径方向に順次動く。刃物を軸方向に送る代わりに、工作物を中央のガイドブッシュから送り出しながら加工するため、工作物のオーバーハングが無く、高精度な加工ができる。

表紙写真 北原 一宏
撮影地協力 日本工業大学 工業技術博物館

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やさしい熱力学

第4回 理想気体

理想気体

1. はじめに

本稿では,熱力学で状態変化を考える際の作動物質として最もよく用いられる理想気体について理解する。理想気体がよく用いられる理由は,その状態方程式が非常にシンプルであるためであり,熱力学に関する様々な考察を行う際に理想気体を用いると状態変化の計算が簡単になり,非常に便利である。はじめに,状態変化の計算に必要な理想気体の性質についてまとめる。

2. 状態方程式

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