名誉員から一言
誰が地球温暖化を止められるのだろう?
現在の状況
30年以上前から地球温暖化に関する警鐘が鳴らされはじめ、最近では2050年までに炭酸ガス排出を現在と比べて80%以上削減しなければ、地球環境は大変なことになると言われている。そのために2015年12月に炭酸ガス削減を世界的に進めることを目指した画期的なパリ協定が採択された。ところが、トランプ大統領の登場によって世界的な足並みが大いに乱れているほか、我が国の計画も掛け声のみで2050年の目標には全く繋がっていない。あたかもゆっくりと加熱されている水の中にいるカエルがそのうち茹で上がってしまうことを知りながら、動かないでいる状態と同様である(1)。
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表紙の説明:1931 年に米国のブラットフォード社で製造されたベルト掛け段車式普通旋盤の主軸台の換え歯 車装置部分である。当時は、段車の 付いた主軸端に小歯車を装着し、1、2段減速し、その都度、換え歯車表 を見て歯車を掛け替えて、送り速度 やねじのピッチを換え作業した。
表紙写真 北原一宏
撮影地協力 日本工業大学 工業技術博物館