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2020/2 Vol.123

表紙写真 北原一宏
撮影地協力 日本工業大学 工業技術博物館

表紙の説明: これは、1955年頃まで町工場で使われていたベルト掛け段車式の普通旋盤用の換え歯車である。今は電動機が付いた全歯車式であり、レバーやダイアルを操作するだけで簡単に送り速度やねじのピッチを換えることができるが、当時は表を見て、その都度、歯車を付け替える必要があった。

バックナンバー

技術のみちのり

農機、新たなるステージへ (株)クボタ

2018年度学会賞(技術)「無人運転トラクタの開発」
(株)クボタ

日本農業を活性化するマシン

2017年、(株)クボタは、業界に先駆けて、GNSSを利用した無人による自動運転農機「アグリロボトラクタ」(図1)を開発した。

 

図1 自動運転農機「アグリロボトラクタ」

省力化で次世代農業を支える

農家の高齢化により離農者が増加する日本。だが、その一方で、農業経営の組織化や法人化が進み、離農農家の農地委託や農地の集約により、経営体当たりの耕作面積は拡大している。そのため、短時間で農作業を効率よく正確に行う農業機械が求められている。農機メーカーのクボタは、こうした状況に対応するために自動化を軸とするスマート農業システムの研究開発を進めてきた。そして、無人で作業が行えるトラクタの開発・製品化に取り組むこととなった。成功すれば、業界初となる。

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