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2019/12 Vol.122

【表紙の絵】
でんきをあつめるきかい 武田 碧さん(当時 4 歳)
たくさんのかみなりのでんきをあつめてにんげんの生活にすこしずつつかうきかいがあったらいいなとおもって絵をかきました。

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特集 さらなる挑戦、小惑星探査機「はやぶさ2」

「はやぶさ2」の初期科学成果

吉川 真(宇宙航空研究開発機構)

「はやぶさ2」のサイエンス

目指すサイエンスは、地球生命の原材料の解明

「はやぶさ2」は、小惑星探査機「はやぶさ」の後継機として2014123日に種子島宇宙センターから打ち上げられた。「はやぶさ」(ミッション期間:20032010年)は、小惑星から物質を持ち帰る世界初の技術に挑戦したミッションであり、その第1の目的は「技術」であった。「はやぶさ」はいくつかの大きな技術的トラブルに遭遇したが、最終的には小惑星イトカワの物質を持ち帰るという目的を達成した。「はやぶさ2」は、「はやぶさ」の経験を踏まえて、より確実な技術を確立することを目指したミッションであるが、「はやぶさ2」の第1の目的は技術ではなくて「サイエンス」である。

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