研究ストーリー
シミュレーションとの出会い
2018年度 日本機械学会賞(論文)
「Ni基超合金Alloy718合金の疲労強度に及ぼす表面加工層の影響
(第2報:結晶塑性有限要素法を用いた残留応力解放の検討)」
蓮沼 将太、波田野 明日可、泉 聡志、酒井 信介
DOI: 10.1299/transjsme.16-00264
このたびは日本機械学会賞(論文)を頂きまして大変光栄に存じます。この論文では、表面加工層を結晶塑性有限要素法によってモデル化し、残留応力解放シミュレーションを行いました。それにより、残留応力解放に及ぼす塑性変形や微視組織変化の影響を検討しています。表面加工層を結晶塑性有限要素法でモデル化した例はなく、独創的な研究ができたのではないかと思っており、その点が評価されたのかなと感じています。
キーワード:研究ストーリー
【表紙の絵】
どこでも線路をつなげる機械
杉平 宗将 くん(当時4歳)
この機械は、どこでも線路をつなげます。深海や山や宇宙にも行けます。つないだ線路は回収して、また使えます。通ったあとは、元通りです。海や魚にも優しい線路です。ぼくは、この機械を使って虹の上をわたりたいです。(途中にカプセルに入って休む所もあります。絵には線路を渡ってニコニコの人の顔が、描いてあります。信号もついているので、ぶつかりません。)