よくある間違い教えます
第11回 それは「有意」か「重要」か? 一般的な文脈とは意味が変わる「統計用語」たち
今回は、研究データや実験結果を評価・分析する際の統計用語を取り上げます。
統計は研究報告の根幹の一つであり、小さなミスでもデータの信ぴょう性や、考察の説得力の低下につながります。各用語には統計的な意味があり、誤った用語を選択してしまうと、論文が科学的でない、論理的でないという印象を査読者に与えかねません。また、統計以外の文脈で統計用語を不用意に使用した場合、本来の意図と異なる統計的意味を帯びてしまい、これも誤解を招きます。意味と用例のほか、使用すべきでないタイミングもまとめて覚えてみてください。
Significant(有意な)および派生語
形容詞significantとその名詞形significance、副詞形significantlyは、他の語句とは置き換えられない特別な意味を持っています。
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【表紙の絵】
どこでも線路をつなげる機械
杉平 宗将 くん(当時4歳)
この機械は、どこでも線路をつなげます。深海や山や宇宙にも行けます。つないだ線路は回収して、また使えます。通ったあとは、元通りです。海や魚にも優しい線路です。ぼくは、この機械を使って虹の上をわたりたいです。(途中にカプセルに入って休む所もあります。絵には線路を渡ってニコニコの人の顔が、描いてあります。信号もついているので、ぶつかりません。)