特集 鉄道車両研究開発の最前線
「鉄道車両研究開発の最前線」特集に寄せて
(写真提供:雨宮 奈津美)
本特集は2019年度日本機械学会年次大会(2019年9月8-11日、於:秋田大学)で開催した同名の特別行事企画(先端技術フォーラム)に基づくものである。
鉄道は自動車や飛行機などと並んで身近な交通機関である。しかし、鉄道車両にはどのような技術的課題があるのか、それに対する技術開発はどのように行われているのか、といったことは、一般には意外と知る機会がないように思われる。
また、新幹線に代表される日本の鉄道技術は、その安全性、信頼性、定時制、高密度運行などさまざまな側面からその優秀さが語られ、しばしば「日本が世界に誇る技術」の代表例のように形容されるが、その割に日本の鉄道システムの海外展開では苦戦する例が見られるのを不思議に思う向きもあろう。
キーワード:鉄道車両研究開発の最前線
【表紙の絵】
どこでも線路をつなげる機械
杉平 宗将 くん(当時4歳)
この機械は、どこでも線路をつなげます。深海や山や宇宙にも行けます。つないだ線路は回収して、また使えます。通ったあとは、元通りです。海や魚にも優しい線路です。ぼくは、この機械を使って虹の上をわたりたいです。(途中にカプセルに入って休む所もあります。絵には線路を渡ってニコニコの人の顔が、描いてあります。信号もついているので、ぶつかりません。)