小特集 蒸気流計測の高度化に関する研究
動力エネルギーシステム部門:「蒸気流計測の高度化に関する研究会(A-TS 08-10)」の紹介
研究会発足の経緯
産業分野では、省エネ、二酸化炭素の排出量や燃料使用量の削減などに貢献できる技術開発が日々進められている。特に、熱需要に対応する蒸気流量の把握と適切な計測、有効な対策の提示と提供は非常に重要となっている。しかしながら、蒸気の流量計測は、湿りの影響や、管内の流動様式などの流れに依存する因子と、管外計測手法の有効性検証が十分に進んでいないなどの技術的な課題が多く残され、需要家である蒸気のエンドユーザーが利活用しやすい手段の提供を十分に実現できていなかった。
そこで2012年4月に5年の時限にて「湿り蒸気流量計測研究会」を立ち上げ、実際の蒸気流量計測で課題となる、湿り蒸気の流量計測に関する研究および技術の取りまとめを実施してきた。この活動を通して、オリフィスや渦流量計、超音波流量計における湿り蒸気流量計測の研究および技術的な知見を多く整理することができ、2016年12月に研究会の活動報告書(1)を取りまとめた。
キーワード:蒸気流計測の高度化に関する研究
【表紙の絵】
おともだちロボット
西岡 紗季 さん(当時4歳)
色々な生き物や自然とおともだちになって、お話ができるロボットです。頭についているアンテナを使って、お花さん、草さん、滑り台さん、太陽さん、雲さんたちとお話ができて、直ぐに仲良くなってハートがたくさん出てくるロボットです。これでみんな自然と仲良くできるとおもいます。