特集 廃炉国際ワークショップ FDR2019
質、量ともに未知なる廃棄物への取り組み
Track 5: Waste Management
福島第一原子力発電所の廃棄物
廃炉の工程を左右する存在
我が国における原子力の平和利用は、発電により利益を得る一方で、その過程で発生する放射性廃棄物の処分がすべて実現されているわけではない。そのような状況において、福島第一原子力発電所の事故が発生し、従来とは異なる性状の廃棄物を管理することとなった。これら廃棄物を安全に処分することによって、福島第一原子力発電所の廃止措置を終えることができるので、廃棄物管理は重大なテーマである。また、国内で処分が完結していない状況であり、実現に向けての課題も多い。
2011年3月11日の被災において、冷却の停止によって使用中の燃料が損傷し、また多重の閉じ込め機能が失われたことにより、放射性核種が原子炉施設のみならず環境を汚染した。発電所の汚染物は多くが放射性廃棄物となると想定され、事故後に進められている汚染水の処理や燃料の取り出し作業、安全のための措置などでは二次廃棄物が生じている。
キーワード:廃炉国際ワークショップ FDR2019
【表紙の絵】
おともだちロボット
西岡 紗季 さん(当時4歳)
色々な生き物や自然とおともだちになって、お話ができるロボットです。頭についているアンテナを使って、お花さん、草さん、滑り台さん、太陽さん、雲さんたちとお話ができて、直ぐに仲良くなってハートがたくさん出てくるロボットです。これでみんな自然と仲良くできるとおもいます。