特集 廃炉国際ワークショップ FDR2019
破損・堆積現象の解明を目指して
Track 1: Severe Accident Phenomena, Fukushima Accident Analysis
トラック1:シビアアクシデント現象と福島第一原発の事故解析
福島第一原発(1F)で発生したシビアアクシデントから8年以上が経過し、ロボットなどによる調査結果から事故後の格納容器内部の状況が少しずつ明らかになり、燃料デブリサンプルの採取に向けた準備が進むなど、1F廃炉に向けた工程が着実に進んでいる。1F廃炉がいっそう効率的に推進され、安全かつ確実に完遂されるためには、分野を横断した専門家による廃炉に関する研究の継続的な情報交換が有用である。
2020年の東京オリンピックの前年に、国際的に著名な専門家が福島県Jヴィレッジに結集し、廃炉に係る現状と今後の課題に関するワークショップ、International Topical Workshop on Fukushima Decommissioning Research (FDR2019)が開催された。ワークショップは五つのトラックで構成された。本稿では、トラック1の概要について報告する。なお、トラック1では、キーノート講演1件、口頭発表21件、ポスター発表1件がなされた。
キーノート講演
米国サンディア国立研究所(SNL)のD. Luxat博士によるキーノート講演
キーワード:廃炉国際ワークショップ FDR2019
【表紙の絵】
おともだちロボット
西岡 紗季 さん(当時4歳)
色々な生き物や自然とおともだちになって、お話ができるロボットです。頭についているアンテナを使って、お花さん、草さん、滑り台さん、太陽さん、雲さんたちとお話ができて、直ぐに仲良くなってハートがたくさん出てくるロボットです。これでみんな自然と仲良くできるとおもいます。