特集 廃炉国際ワークショップ FDR2019
廃炉国際ワークショップ(FDR2019)を開催して
ワークショップ概要
廃炉国際ワークショップ(1)(FDR2019: International Topical Workshop on Fukushima Decommissioning Research)は、2019年5月24日(金)から26日(日)に福島県楢葉町のJヴィレッジを会場に開催された。
東京電力福島第一原子力発電所の廃炉に特化した国際ワークショップの開催はこれが初めて(主催者調べ)であったことから、当日はNHKや地元紙3社が報道するなど、高い関心を集めた。
発表件数は、プレナリ講演2件、キーノート講演6件、一般講演93件、ポスター発表4件(内1件は一般講演と同内容)であった。講演は全部で5トラックに分かれ、三つの会場でパラレル形式で実施した。各トラックは、1. Severe Accident Phenomena, Fukushima Accident Analysis/2. Debris Removal Strategy, Risk, Debris Characterization/ 3. Robot Technology, Remote Control System/4. Radiation Measurement and Analysis/5. Waste Managementであった。
参加者は182名であり、海外からの参加者が44名(仏国、英国、米国など11か国)であった(図1)。
初日の午前中には、テクニカルツアーとして福島第一原子力発電所の見学も企画され、37名(内海外から22名)が参加した。また、その夜にはレセプション、2日目の夜にはバンケットが行われた。
なお次回は、2021年5月16日(日)~18日(火)に開催予定である。みなさまのご参加をお待ちしております。
図1 参加者の集合写真。最初は階段上に並んだが全員が入りきらず、構図を変えて撮影した。
会場となったJヴィレッジ
キーワード:廃炉国際ワークショップ FDR2019
【表紙の絵】
おともだちロボット
西岡 紗季 さん(当時4歳)
色々な生き物や自然とおともだちになって、お話ができるロボットです。頭についているアンテナを使って、お花さん、草さん、滑り台さん、太陽さん、雲さんたちとお話ができて、直ぐに仲良くなってハートがたくさん出てくるロボットです。これでみんな自然と仲良くできるとおもいます。