研究ストーリー
き裂と向き合い続けた三年間
2018年度 日本機械学会賞(論文) 「多結晶Ni基超合金の室温疲労き裂進展に及ぼす結晶粒の方位と粒界の影響」 檜垣 真奈、阪口 基己、松浪 賢史、金子 秀明、唐戸 孝典、鈴木 健太、井上 裕嗣 |
このたびは、日本機械学会賞(論文)をいただきまして大変光栄に存じます。本論文は、東京工業大学での私の学士論文と修士論文研究の一部の成果をまとめた論文です。発電用ガスタービンやジェットエンジンに用いられるNi基超合金の室温での疲労き裂進展を対象にし、結晶方位や結晶粒界などの結晶学的因子が与える影響を実験的に評価しています。私が携わったのは3年間という短い期間ですが、非常に濃く、また一年ごとに異なる種類の経験をすることができました。
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【表紙の絵】
どこでも本棚ロボット
橘 佑樹 くん(当時7歳)
調べたい事がある時などに、近くに来て、ロボットに言うと、ぴったりの本を選んで、ロボットの本棚から出して渡してくれる。
足は折りたたむことができ、車りん(コマ)で移動することもできます。
目から映像を出して確認することもできる。