特集 機械工学とインフォマティクス
機械工学とインフォマティクスの出会い
はじめに
近年、機械工学の分野では、コンピュータの発展により、シミュレーション技術を活用して製品の設計・製造の支援を行うCAE(computer aided engineering)が実用化されている。CAEにより、さまざまな使用条件、あるいは製品仕様の変更に対して、性能評価を行うことができる。それらは、製品設計に対する仮想的なデータベースとなり、さまざまな情報を提供することになるので、情報の管理、処理、知識の抽出に関わるインフォマティクスが重要となる。機械工学とインフォマティクスの出会いは、極めて今日的なテーマである。本特集では、計算力学の発展形としての側面から、このテーマに切り込んでみたい。
その出会いの源流は
キーワード:機械工学とインフォマティクス
【表紙の絵】
どこでも本棚ロボット
橘 佑樹 くん(当時7歳)
調べたい事がある時などに、近くに来て、ロボットに言うと、ぴったりの本を選んで、ロボットの本棚から出して渡してくれる。
足は折りたたむことができ、車りん(コマ)で移動することもできます。
目から映像を出して確認することもできる。