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2019/9 Vol.122

【表紙の絵】
どこでも本棚ロボット
橘 佑樹 くん(当時7歳)

調べたい事がある時などに、近くに来て、ロボットに言うと、ぴったりの本を選んで、ロボットの本棚から出して渡してくれる。
足は折りたたむことができ、車りん(コマ)で移動することもできます。
目から映像を出して確認することもできる。

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特集 機械工学とインフォマティクス

機械工学とインフォマティクスの出会い

大林 茂(東北大学)

はじめに

近年、機械工学の分野では、コンピュータの発展により、シミュレーション技術を活用して製品の設計・製造の支援を行うCAE(computer aided engineering)が実用化されている。CAEにより、さまざまな使用条件、あるいは製品仕様の変更に対して、性能評価を行うことができる。それらは、製品設計に対する仮想的なデータベースとなり、さまざまな情報を提供することになるので、情報の管理、処理、知識の抽出に関わるインフォマティクスが重要となる。機械工学とインフォマティクスの出会いは、極めて今日的なテーマである。本特集では、計算力学の発展形としての側面から、このテーマに切り込んでみたい。

その出会いの源流は

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