著者：デイヴ・アスプリー

ページ数：384

出版社：ダイヤモンド社

言語：日本語

ISBN-10：4478101744

発売日： 2018/4/19

私が紹介したい本は、脳の働きをよくする方法が書かれた本である。年齢とともに忘れることが多くなり、何か良い方法は無いか？と思っていたとき、題名が非常にダイレクトなこの本が店頭で目立っていた。パズルを解いたりすることで脳を活性化させる、いわゆる“脳トレ”とは全く違う方法「ミトコンドリアの働きを理解すること」「良質の脂肪を摂ること」に驚き、脳の状態を向上できれば物忘れに効果があるはず、とすぐに購入した。

著者は、祖父母がマンハッタン計画に携わるなど才能に恵まれた家系に生まれ、シリコンバレーで起業し電子商取引を世界で初めて事業化させた。しかし、成功の裏に大変な難題を抱えていた。集中できなかったり、新しい情報を理解するのに苦労したり、出せる力がもっとあると分かっているのにそれを出すことができなかった。

脳をスキャニングして調べると、前頭前皮質（複雑な認知行動と意思決定を司る最も高度に進化した脳の部分）がごくわずかしか働いていないことが分かった。

持ち前の探究心とこれまで得た財を投入して、徹底的に研究した。脳電図監視装置を自宅に設置し心拍数変化のモニタと合わせて自分の脳を調べた。食べたものが体の生態と思考に直接影響することを研究し、どんな食品が脳のパフォーマンスを高め、台無しにするかを特定した。