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2019/7 Vol.122

【表紙の絵】
外来種を捕まえるロボット

髙島 史堅 くん(当時6歳)

池や湖の外来種を捕まえ、
在来種を守るロボット

バックナンバー

感性認知工学の可能性

人に優しいLED照明システム設計と感性評価

増子 直也・渡邉 陽一郎・田崎 益次〔(株)朝日ラバー〕・綿貫 啓一(埼玉大学)

LED光源が持つ無限の光を発現

発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)は、1962年にニック・ホロニアック(Nick Holonyak)により発明されて以降、1993年に青色LEDが製品化され、1997年には白色LEDが製品化された。現在もLED素子の基礎研究はもちろんのこと、その応用研究・開発が盛んに行われている。LEDの発光効率は、白色電球や蛍光灯もしのぎ、高信頼性かつ高効率化に向けて進展している。寿命においても50,000時間を超えて安定した品質が保証できるようになり、メンテナンスフリーを実現できる次世代の光源として多岐にわたる分野で注目されており、特に白色光を中心に実用化される範囲も拡大の一途をたどっている。

白色LEDは、青色を発光するLED素子(図1)と、青色の光を受けて黄色に発光する蛍光体を組合せた構造が最も一般的である。LED素子から発せられる青色の光と、蛍光体から発せられる黄色い光が混色され、人間の目には白色として認識される。

 

図1 青色LEDの波長分布特性とLED主波長ならびに蛍光体量に依存する色度分布

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