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2019/7 Vol.122

【表紙の絵】
外来種を捕まえるロボット

髙島 史堅 くん(当時6歳)

池や湖の外来種を捕まえ、
在来種を守るロボット

バックナンバー

感性認知工学の可能性

将来のブレーキ開発における感性評価

松岡 正憲〔(株) アドヴィックス〕・椎窓 利博〔(株)エクォス・リサーチ〕・綿貫 啓一(埼玉大学)

自動運転車の開発とブレーキ

自動車を運転するにあたって、ドライバーは、自分が置かれている状況をまずは“認知”し、何をすべきかを“判断”する。その上で、ハンドルやアクセル、ブレーキなどを“操作”する。この、“認知”・“判断”・“操作”という一連のタスクを、全てのドライバーが同じような状況において同一の処理ができるわけではない。個々の経験値や技量によって、千差万別の行動となっている。また、個人においても、体調や気分によって異なる行動をとることは、至極当然のことである。とても負荷の高いタスクを強いられるわけだが、この“認知”・“判断”・“操作”という一連のタスクを処理することによって、『自動車を意のままに操っている』という達成感を得られるというのも自動車の魅力の一つである。ただし、時にはそれぞれのタスクにおいて、ミスが生じてしまうこともあり、それが、交通事故につながってしまうということは、大きな問題でもある。

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