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2019/5 Vol.122

【表紙の絵】
二人のりいすロボット

木原 友里 さん(当時7歳)

おじいさんとおばあさんがのっていろいろなところに行けるイスロボット、シートベルトつき。下から足がでてそうじをしながらおもったところにいける。かいだんものぼれる。

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特集 異材接合技術の最新動向

衝撃圧接による異種金属の接合

熊井 真次(東京工業大学)

はじめに

異種金属接合は、製品のマルチコンポーネント化・マルチマテリアル化に欠かせない技術である。信頼性に富む接合材を得るには、強固な金属的結合を実現したいところであるが、通常の溶融接合法や固相接合法では熱影響による材質劣化や大きな組織変化が生じるため、金属の組み合わせによっては適用できない場合が多い。そのため、金属同士を高速で衝突させ、瞬間的に接合する衝撃圧接法が注目を集めている。本稿では、衝撃圧接の種類、原理、特徴ならびに実験と数値解析による圧接機構解明に向けたアプローチについて紹介する。

衝撃圧接法の種類

代表的な衝撃圧接には、爆薬の爆轟(ばくごう)を駆動力とする爆発圧接(爆発圧着とも称される)と電磁力を駆動力とする電磁圧接とがある。また、水中で爆薬を爆轟させたり、金属箔に大電流を流し、瞬間的に蒸発させることによって発生させた衝撃波を駆動力として接合する手法も開発されている。爆発圧接は第2次世界大戦後にはその技術が確立され、幅広、厚肉の異種金属クラッド材の製造などに利用されている(1)。また、電磁圧接も小型部材や管状部品の接合などに利用されている。

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