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2019/3 Vol.122

【表紙の絵】
未来のファミリーレストラン

小原 芽莉 さん(当時10歳)

私の考えた機械は、これから起きるといわれている「食料危機」を乗り越えられる機械です。バクテリアの入っている機械に昆虫をいれると、バクテリアが昆虫をハンバーグやオムライス、カレーなどの味にします。色々な味になった物が穴からでてきます。最後に羽あり型ロボットが穴から落ちてきた物をお皿にならべてくれます。

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編集後記

編集後記

機械学会誌の表紙を見るたびに、子供たちの未来を思うパワーの強さを感じます。未来の本当の姿は、誰にも分かりません。大人が未来を描くときには、これまでの技術の延長上で考えてしまいがちです。しかし、子供たちは今の技術を気にしません。彼らは、自分の気もちだけで描いています。その結果、描かれる未来はシンプルで力強くなっているのだと思います。

私は、機械学会誌の編集を手伝う前に、長く子供の雑誌を作る仕事をしてきました。が、機械学会の「未来の機械」を描くという絵画コンテストは本当に素晴らしい企画だと感心しています。

子供たちは「機械」が好きです。そして、彼らは未来の主役です。担当者です。だからその絵も、単に予想図ではなく、彼らの意思表明でもあるのでしょう。子供の力も生かされた雑誌作り、機械学会の未来につながっているように思います。(KT)

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