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2019/2 Vol.122

【表紙の絵】
さがせ!タカラモノグラ
後藤 快 くん(当時7 歳)
タカラモノグラは化石や宝石をみつけるきかいです。
そうじゅうしているぼくは、きょうりゅうの化石やキラキラしている宝石をみつけようとわくわくしています。

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キーワード

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混流生産〔FA(ファクトリーオートメーション)〕

【mixed production】

1つの生産ラインに,複数の品種を流す生産方式.製品構造や工程等を共通化し,個々の品種の生産量は小さくても全体としての生産量を確保することで,生産性を向上させるもの.多品種少量生産に適しているとされるが,これを効果的に運用するには,製品設計の共通化や標準化,工程作業時間の平準化等が求められる.

予知保全〔FA(ファクトリーオートメーション)〕

【predictive maintenance】

設備や機器の状態を連続的に計測・監視し,そこで得られたデータを元にして異常や障害の発生を予測することで,実際にトラブルが発生する前に部品交換や設備・機器の補修を行う保全方法.部品交換時期の最適化や想定外のダウンタイムの防止を実現し,業務の効率化やコストダウンに大きな効果を持つとされる.連続的な計測や監視にはIoT(Internet of Things),異常や障害の予測には人工知能(AI: Artificial Intelligence)の活用が有望と考えられている.

RFID〔FA(ファクトリーオートメーション)〕

【Radio Frequency Identifier】

近距離無線通信を用いた自動認識技術,あるいはその技術によって構成されたシステム.ICタグや非接触ICカード等のRFタグに埋め込まれた識別情報を,無線通信によってリーダで読み取る.バーコードと比較した場合,一度に複数のタグを読み取れる,離れた場所や箱の中にあるタグも読み取れるといった利点があり,物流や物品の管理の効率化に効果があるとされる.RFタグには,電池を内蔵したアクティブ型と電池を持たないパッシブ型があり,パッシブ型はリーダからの電波を動力源として動作する.一般的にRFIDという用語は,パッシブ型のICタグを指して用いられることが多い.

ERP〔FA(ファクトリーオートメーション)〕

【Enterprise Resource Planning】

企業経営の基本となる総務,会計,人事,生産,物流,販売などの基幹情報や保有設備等を統合的に管理することで経営の効率化を図る概念あるいは手法.これを実現するためのソフトウェアをERPパッケージと呼ぶ.ERPは,生産管理におけるMRP(Material Resource Planning)を企業経営への適用に発展させたものと言われている.すなわち,企業における基幹情報や保有設備等を経営資源と捉え,それらの有効活用という観点から経営を効率化するところに特徴がある.その実現には,企業における情報の一元管理が必須とされる.

SCADA〔FA(ファクトリーオートメーション)〕

【Supervisory Control and Data Acquisition】

製造や産業の現場において,システム監視やプロセス制御を行う産業用監視制御システムの1種.オペレータが監視や制御を行うためのHMI(Human Machine Interface)を備えている.現場に配置された遠隔制御装置(RTU: Remote Terminal Unit)やPLC(Programmable Logic Controller)からネットワーク経由で計測データを取得し,また,それらに対して制御信号を送信する.実際のセンサや設備を直接動作させるのは,これらのRTUやPLCである.


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用語の追加や改訂を順次進めていますので、是非ご活用下さい。https://www.jsme.or.jp/publication/technical-data/

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