貴方の英語は大丈夫? よくある間違い教えます。
第2回 能動か 受動か 【態】が問題だ
能動態で書くべきか、受動態で書くべきか。客観的な文章を良しとする科学論文では、伝統的に受動態の使用が推奨されてきました。しかし最近では、多くのジャーナルや編集者が能動態の使用を認め、むしろ積極的に勧めるように変わってきています。とは言え、全てを能動態に変えればそれで済むという訳でも当然ありません。著者に要求されているのは、論文を書き進めながら、個々の文章を能動態と受動態のどちらで書くべきか、自ら判断して使い分けることなのです。
【態】が変われば、主体が変わる
使い分けについての話を続ける前に、能動態と受動態がそれぞれどのような態であるのか、改めて見ておきましょう。
能動態は、その行為を実際に行う「行為者」を主体とする態です。例えば次の例では、行った試験そのものよりも、誰が行ったのかの方が重要であるように読めます。
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【表紙の絵】
さがせ!タカラモノグラ
後藤 快 くん(当時7 歳)
タカラモノグラは化石や宝石をみつけるきかいです。
そうじゅうしているぼくは、きょうりゅうの化石やキラキラしている宝石をみつけようとわくわくしています。