編集後記
編集後記
新年号にふさわしく、巻頭座談会のキーワードの一つが「幸福」です。「幸せの条件≒ダイバーシティ≒イノベーションが生まれる環境」という見出しが出てきます。
最近、「多様性」の重要さをよく耳にします。本会でも、2016年度に策定した10年ビジョンのひとつに「世界に開かれた多様性に富んだ学会」を掲げています。研究や技術開発など新しいものを創造する環境には「多様な視点」が欠かせません。そして、人と情報の交流の場である学会にとっても「多様性」を重視することは極めて重要な価値観です。しかし、「多様性」を価値あるものにするために欠かせないことがあります。それは「違いを認め、尊重すること」です。そして、このことが、家族や友人、職場での人間関係の基本であり、正に「幸せの条件」でもあると思います。2019年が、本誌読者の皆様にとって実りの多い幸せな年になりますことを祈念しています。(YK)
キーワード:編集後記
【表紙の絵】
「素敵な薬を作る機械」
杉平 会利 さん(当時5歳)
私が薬剤師さんになったら、「素敵な薬を作る機械」を使って、患者さんの好きな色や形、好きな味や香りのする薬を作りたいです。虹色の薬を飲むと、心に虹が架かり晴れやかな気分になります。病気になったら素敵な薬を飲んで、心も体も元気になって欲しいです。