特集 機械工学が拓くIoT技術
IoT電源としての振動発電技術
はじめに
IoTの中核技術として、センサおよび得られたデータの転送技術が注目されている。将来多くのセンサ素子が室内外を問わず配置され、ネットワークにつながることが予想される一方、通信機能を備えたセンサデバイス(センサノード)への電源供給に対して新しい技術の導入が求められている。現在、これらセンサノードの駆動を目的とした、環境発電技術(Energy harvesting:エナジーハーベスト)が注目されている。環境中に存在する未利用の微小エネルギーをかき集めて電気に変換することで、電池の交換や電源配線が不要となり、あらゆる場所に分散配置したセンサの駆動およびそのデータ転送が可能となる。環境エネルギーとして最もポピュラーな太陽光による太陽電池以外に、熱、電波、気流や機械振動の利用が検討されている。環境発電技術の中で、振動エネルギーを用いた振動発電は、太陽電池が使用できない環境やウェアラブル機器への応用が期待されている。機械的エネルギーを直接電気に変換する高効率な発電原理が求められており、一般的な大電力用の発電では用いられなかった発電方式により実用化に向けた開発が検討されている。本稿では、IoT技術における微小エネルギー源として振動発電技術を取り上げ、特に圧電、静電、および摩擦発電について、その技術的な特徴と現状について紹介する。
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よごれ0(ゼロ)ロボッ子
村越 心 さん(当時9 歳)
この‘よごれ0(ゼロ)ロボッ子’は、体が掃除機のようになっています。手は掃除のアイテムが出てくるようになっています。口はゴミを吸い込めるようになっています。そして、吸い込まれたゴミは大きなおなかに入り、それが‘よごれ0(ゼロ)ロボッ子’のごはんとなります。目はセンサーが付いていて部屋のよごれがあるとすぐに気づけるようになっています。足はモップで水などをふけます。モップは自由に動きます。頭にはアンテナが付いていて、電気に近づくと体全体が気づき、動くようになっています。これが‘よごれ0(ゼロ)ロボッ子’の仕組みです。