テクニカルイングリッシュの心得
第8回 コーヒー・ブレイク2 国際会議
余談その1: 英語に自信あり?
ある国際会議で今風の日本人の若者が発表を始めました。多分幼い頃英語圏にいた経験があるのでしょう、まあまあ達者な英語でした。しかし、問題は彼の話し方です。凄く早口なのです。おまけに発表が終わると、どうだ英語うまいだろ、と言わんばかりの態度でした。これには聞いていたネイティブの友人も苦笑い。結局彼の英語は早すぎてほとんどの参加者は聞き取れませんでした。教訓はいろいろとありますが、ここでは英語のスキルとしてBICS(Basic Interpersonal Communication Skills)とCALP(Cognitive Academic Language Proficiency)とは別物であることを認識してほしい、ということでしょうか。ちなみに、かの有名なカーネギーメロン大学のロボティクス研究所所長を10年程も勤めた金出武雄先生の著書 (1) には英語のスキルと話の好感度の面白いグラフが載っているのでぜひ読んでほしいです。もちろん線形の関係では無いのですが、そこがミソですね。
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【表紙の絵】
いつでもどこでもプリンプリン
塚本 拓心 くん(当時5歳)
ぼくはプリンが大好きです。いつでもどこでも食べることができるように、プリンを作る機械を考えました。牛さんからミルクをもらって、鶏さんから卵をもらってプリンを作ります。メロンののったプリンいちごののったプリン…が出てきます。「いただきます。パクパク。」あ~うれしいな、しあわせだな。