機械遺産のDNA
国産第1号の陸用蒸気タービン
写真1 左:国産初陸用蒸気タービン 右:巡洋戦艦「霧島」タービン
開国による急速な近代化
明治期、開国した日本には急速に近代化の波が押し寄せた。日本は寛容に外国の技術を取り入れながら徐々に殖産興業を広げていき、世界でも稀にみる速さで産業革命を成し遂げている。その中心となったのが製鉄・製鋼、造船、石炭産業である。それを証言する23の構成施設が2015年、「明治日本の産業革命遺産」として世界文化遺産に登録された。その構成施設の一つである三菱重工業(株)長崎造船所旧木型場(現史料館)に国産初の陸用蒸気タービン(機械遺産第4号)が展示されている(写真1左、写真2)。
写真2 国産初陸用蒸気タービン(機械遺産第4号)
キーワード:機械遺産のDNA
【表紙の絵】
いつでもどこでもプリンプリン
塚本 拓心 くん(当時5歳)
ぼくはプリンが大好きです。いつでもどこでも食べることができるように、プリンを作る機械を考えました。牛さんからミルクをもらって、鶏さんから卵をもらってプリンを作ります。メロンののったプリンいちごののったプリン…が出てきます。「いただきます。パクパク。」あ~うれしいな、しあわせだな。