小特集 脳神経血管内治療に関する医工学連携研究
脳動脈瘤治療におけるCFDの臨床応用
図1
A: 再開通症例と再開通しなかった症例のCFD解析
B: ステント留置前後でのCFD解析結果(流速が0.15 m/s 以上の領域を赤色の等値面で生成)
コイル塞栓術後の脳動脈瘤に対するCFD解析で再開通を予測する
コイル塞栓術は、脳動脈瘤内に金属製のコイルを挿入し、破裂を未然に防ぐ手術方法である。しかし、コイル塞栓術後に、コイルが潰れるなどして脳動脈瘤が再発してしまう再開通と呼ばれる現象が問題視されている。再開通の発生要因は未だ不明確な点が多い。
脳動脈瘤の再開通には血流や脳動脈瘤の形による影響、詰めたコイルの量や高血圧等の臨床情報など、さまざまな発生要因がある。そこで我々は、コイル塞栓術前後の脳血管内における血流解析を数値流体力学 (CFD: Computational Fluid Dynamics)により行った(1)。コイル塞栓術後に再開通が発生した脳動脈瘤群、および再開通が発生しなかった脳動脈瘤群に対して解析を実行し、脳動脈瘤の再開通発生要因について統計学的な調査を行った。
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【表紙の絵】
いつでもどこでもプリンプリン
塚本 拓心 くん(当時5歳)
ぼくはプリンが大好きです。いつでもどこでも食べることができるように、プリンを作る機械を考えました。牛さんからミルクをもらって、鶏さんから卵をもらってプリンを作ります。メロンののったプリンいちごののったプリン…が出てきます。「いただきます。パクパク。」あ~うれしいな、しあわせだな。