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2018/8 Vol.121

【表紙の絵】
いつでもどこでもプリンプリン
塚本 拓心 くん(当時5歳)
ぼくはプリンが大好きです。いつでもどこでも食べることができるように、プリンを作る機械を考えました。牛さんからミルクをもらって、鶏さんから卵をもらってプリンを作ります。メロンののったプリンいちごののったプリン…が出てきます。「いただきます。パクパク。」あ~うれしいな、しあわせだな。

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小特集 脳神経血管内治療に関する医工学連携研究

バイオエンジニアリング部門:「脳神経血管内治療に関する 医工学連携研究会(A-TS02-16)」の紹介

太田 信(東北大学)・高嶋 一登(九州工業大学)

日本脳神経血管内治療学会(JSNET)との連携

くも膜下出血の主原因である動脈瘤は、その発生・進展・破裂において、血流を含め、力学的作用が大きく係わっていると考えられている。またその血管内治療に関して、シミュレーションや、力学的作用と化学的作用を応用した医療機器が数多く開発されている。バイオエンジニアリング部門の講演会においても、疾患機序の解明、治療デバイスの開発、レギュレーションの促進に関して数多くの発表があり、医療従事者自身が発表する場面も増えてきた。しかし、これらの交流を推進する研究会は存在していなかった。そこで、バイオエンジニアリング部門と日本脳神経血管内治療学会(JSNET)とが相互の信頼関係のもと、脳血管の血流および血管自体、さらに医療機器の研究を通して、血管内治療の発展に貢献することを目的に、共に勉強・研究を推進するためのさまざまな交流を図るため2016年1月に本研究会が設立された。

本研究会では、これまで活発に研究・開発を行ってきた先生方のさらなる発展の一助となるだけでなく、研究会を通して、多くの皆様に医工連携研究へも積極的に参入いただきたいと考えている。当分野でも、主査・幹事を含め、医工連携を行っている研究室出身の研究者が多くなってきたが、固定されたメンバーだけではどうしても研究が細分化していってしまう。医工連携研究では、分野ごとに暗黙知、価値観、時間感覚が異なるためにその共有が必要であるが、さまざまな分野の皆様から話題提供をしていただくことによって、そのような場を提供していきたいと考えている。

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