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2018/8 Vol.121

【表紙の絵】
いつでもどこでもプリンプリン
塚本 拓心 くん(当時5歳)
ぼくはプリンが大好きです。いつでもどこでも食べることができるように、プリンを作る機械を考えました。牛さんからミルクをもらって、鶏さんから卵をもらってプリンを作ります。メロンののったプリンいちごののったプリン…が出てきます。「いただきます。パクパク。」あ~うれしいな、しあわせだな。

バックナンバー

特集 2018年度 年次大会

さまざまな背景を持つ技術者が集う場を

はじめに

機械学会では以前より、いろんな背景を持つ方を起点にした新しい展開を期待した種々取り組みを実施しています。実行委員会ではこれらの企画を応援するという意味もあってHP上での配置も少し工夫してみました。またここでもこれらの企画を実行委員会の目線で簡単に紹介します。


女性技術者を中心にランチを持ち寄って

年次大会ランチミーティング

LAJ企画

9月11日  12:00-13:00

機械工学分野における女性研究者・技術者の活動を支援することを目的に、2004年10月に会員部会のもと発足したLadies’ Association of JSME(LAJ)では、今年もランチミーティングを計画しています。ともすれば女性比率の確保のみに終始するピントのずれた議論ではなく、個人の資質を活かす環境作りをするために、性別によらず情報交換する場を設けております。思えば前回関西大学で年次大会を実施した2007年度にはLAJと協力の下、託児所をスタートさせました。本年度もオンデマンドで託児所を設置しますので、今回は子供連れで参加いただいて、大阪のプチ家族旅行を計画してみることもお勧めします。なお、LAJのランチミーティングには年次大会参加者以外の方も参加可能です。女子学生、女性研究者はもちろん、イクメン中の方やそれらの上司同僚の方も含めて、ご自身の参加はもちろん、周りに関係しそうな方がいればお声掛けください。LAJは知り合うための鯱張らない気軽な会を目指しているとのことなので、ランチ片手にぜひ覗いてみてください。

参加資格:特になし

       (日本機械学会の会員以外の方も参加可能です)

参加費:無料

参加登録:特になし。当日参加をお待ちしています。

お弁当:各自でご用意ください。


-Be a Global Engineer. Don’t miss the chance!!−

Symposium for International Students

JSME International Union企画

9月10日  12:00-14:00

2016年3月に留学生や外国籍の技術者のコミュニティー形成を目指して会員部会のもとに発足したJSME International Unionでは、本年度もSymposium for International Studentsを開催します。本年度は関西大学国際部との共催で実施されますが、本企画は市民フォーラムの範疇ですので年次大会参加者以外でも参加が可能となっています。昨年度に引き続き熱心な議論が展開されるものと予想されますので、ご自身はもちろん、身近に外国籍研究者や留学生の方がおられましたらぜひお声掛けください!なお、本企画は準備の関係上、事前申し込みが必要となりますのでお忘れなく。

1. Welcome speech

Prof. Katsuko Furukawa, Chair, International Union of JSME(The University of Tokyo)

Mr. Katsumasa Nakai (Division of International Affaires, Kansai University)

2. Keynote Speech

1) SMEs in Osaka: Competitive Manufacturing Industries and Your Career Opportunities

Takumi Hirai (Mukogawa Women’s University)

2) From French Engineer to Japanese Entrepreneur

Laurent Safa (Alldonet Co., Ltd.)

3. Case Study – Talk & Discussions

1) Study on the Friction Characteristics of Wheel/Rail in Railway System

Hua Chen (Railway Technical Research Institute)

2) Novel Applications of Ion Sputtering in Medical Engineering and Subtractive Manufacturing

Alexey Remnev (ShinMaywa Industries, Ltd.)

≪LANGUAGE≫ English


若手技術者が今聞いてみたい話

ドローン利用の最前線

若手の会、理事会企画

9月10日  10:00-11:00

9月12日  11:00-16:00(要申込)

企業の若手研究者の会員増強をするためには、まずは若手主体の会を設けてみるということで、2015年7月に企業の若手会員9人で理事会直下の臨時委員会として設置された若手の会(Young Members Meeting)も本年度からは常設委員会となり、今年も若手が聞きたいと思う企画を準備されています。今年は近年いろんな場面で縦横無尽に活躍する姿を目にすることが多くなったドローン。飛行技術や計測技術について学内でのデモ飛行に加え、見学会を合わせて企画されています。参加はもちろん、若手の会に関わることでやってみたいことを自由な発想で打ち出す側に加わっていただければ機械学会も活性化します。百聞は一見に如かず、特に若手技術者の方は、まずは参加してみてください。なお12日の企画はバスでの移動を伴いますので、事前申し込みをお願いします。

9月10日

 10:00-11:00 ドローン飛行デモ 田中 成典(関西大学)

9月12日

 11:00-12:00 ドローンによる計測技術 本仲 君子(関西大学)

 12:00-16:00 バス見学ツアー 見学先:コマツIoTセンタ近畿(ドローン+建機実演)

 川元 康裕 (小松製作所)


年次大会には全国から多くの学生が集います

学生交流会

会員部会企画

9月11日  17:00-20:00

学生交流会は、学生会が会員部会の下、学生と企業との交流の場を提供することを目指し、それまでの全国学生研修会に代わって2010年の名古屋工業大学から始めた企画であり、これも年次大会の参加者以外の方も参加が可能です。本年度、学生は聴講のみであれば無料となっていますので、講演をいくつか聞いた後、学生交流会に参加して企業の方や、他大学の学生と知己を広げていただければと思います。

第1部

 企業若手技術者による会社紹介,自己紹介

第2部

 若手技術者を囲んだ立食形式意見交換会


学会連携企画もやってます

機械工学は,循環器医療にどこまで貢献できるか?

バイオエンジニアリング部門、日本循環器学会企画

9月10日  16:00-17:30

日本からめざす、医療機器開発    岡山 慶太(大阪大学)

微小循環の血液の流れを計算する  今井 陽介(大阪大学)

流体解析が必要不可欠となるいくつかの心臓手術について: – データサイエンス全盛時代に理論は現場にどう活きるのか-   板谷 慶一(京都府立医科大学) 


日本機械学会の将来を考える

新生「日本機械学会あり方」検討委員会企画

9月11日  13:00-15:00

Japan Society of Mechanical Engineersつまりは技術者の集まりとして明治30年(1897年)に設立した日本機械学会では120年を経て技術者が関わりたくなるようなメリットを生み出す体制をどう構築するか、学会の在り方、部門の在り方、年次大会の在り方と多くの議論を続けておられます。本年次大会の中でも、新生「日本機械学会あり方」検討委員会企画として“日本機械学会の将来を考える(多様化する社会・技術への挑戦)”が企画されています。なかなか伺い知る機会のない機械学会の考え方を知るチャンスとして、ぜひ一度覗いてみていただければと思います。

 

2018年度 年次大会 実行委員会

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