特集 計算力学技術者認定事業15周年
固体力学分野の有限要素法解析技術者認定
四つの認定水準:初級、2級、1級、上級アナリスト
固体力学分野の有限要素法解析技術者認定は、初級、2級、1級、上級アナリストの四つの認定水準を設けており、これは熱流体力学分野や振動分野でも同様である。
初級は、後述する公認CAE技能講習会または付帯講習(技能編)の受講完了を条件とし、その認定審査申請は随時受付けている。
2級は、 CAEソフトウェアを用いた解析経験を前提としており、受験資格は、初級の取得もしくは公認CAE技能講習会または付帯講習(技能編)の受講完了、固体力学分野の有限要素法解析に関する3年以上の実務経験、固体力学分野の有限要素法解析に関するテーマで修士または博士の学位取得の3条件のうち、いずれかを満たし2級認定試験に合格する必要がある。
1級は、2級の取得を前提とし、3年以上の実務経験を有したうえで1級認定試験に合格する必要がある。
2級、1級試験は、毎年12月に1回、全国5会場(関東、東海、関西、北陸、九州)で一斉に実施される。
上級アナリストは、1級の取得を前提とし、一次試験(書類審査)と二次試験(面接試験)が課される。毎年9月に1回、東京会場で面接試験が実施される。その合格者は、審査手続きを経てNAFEMSによるPSE(Professional Simulation Engineer)資格を取得できる。
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【表紙の絵】
みんな健康マシン
袴田 怜知 くん(当時8歳)
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