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2018/5 Vol.121

【表紙の絵】
空気をきれいにする車
須藤 二葉 さん(当時5歳)
走っても空気をよごさずにきれいにしてくれるから走るとみんなにこにこになるよ。


本誌2017年7月号に、「空気をきれいにする車」のテストプロジェクトを掲載しています。
合わせてお読みいただければ幸いです。

バックナンバー

機械遺産が語る日本の機械技術史

第3回 繊維機械

繊維機械史の概観

繊維の歴史は人類の歩みとともにあるといって良い。麻や棉など植物の繊維を、また蚕の吐く糸を材料に、身に纏うものを作ってきた。江戸時代には、織り機であるや、紋織機が使われ、機械化への第一歩を踏み出す。幕末期以降、西洋の機械化された製糸、紡績、織機、編機などの洋式繊維機械が導入され、日本の繊維産業の近代化が進められる。一方で、ガラ紡機、動力織機、自動織機、編機、製糸用の繰糸機、ミシンなどの国産化も次々に行われる。戦後になると合成繊維の急進があって繊維製品はインテリア、工業製品などへと多様化し、繊維機械もそれに連れて高速化、高機能化が図られている。

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