技術のみちのり
超高密度実装化を助ける!はんだ付の見える化 (株)アンベエスエムティ
2016年度優秀製品賞「縦型X線装置用リフローシミュレーター」
はんだ付不良の発生状況を目視できる装置
リフロー方式のはんだ付時には、さまざまな種類のはんだ付不良が起こり得る。2011年10月、(株)アンベエスエムティは、リフローはんだ付中の溶融の様子をX線で観察する、薄型の「X線リフローシミュレーター」を開発した(図1・2)。高倍率で撮影された動画(図3)は、はんだ不良発生の原因を知る手がかりになり、歩留まり向上に役立っている。
図1 X線リフローシミュレーター
(幅220mm×奥行き220mm×高さ43mm、重量約3kg)
図2 初期の装置構成(左が制御装置、右がX線リフローシミュレーター)
図3 観察中のパソコン画面(映像と温度変化を同一画面で観察できる)
キーワード:製品開発のみちのり
【表紙の絵】
「あいするこころロボット!!」
齋藤 佑陽 くん(当時5 歳)
人間ができないことが何でもできる
ロボットがあったらいいな。