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2018/3 Vol.121

【表紙の絵】
特しゅなラップでオゾンそうを守るきかい「地球守るくん」
澤田 明伸 くん(当時9歳)
今、地球の「オゾンそう」がはかいされてきています。うちゅうでもたえられるかこうがしてある特しゅなラップで地球をおおいます。その特しゅなラップは、太陽風やいん石やうちゅうゴミが地球に落ちてくるのをふせいでくれています。それに、「地球守るくん」の本体は木でできていて、本体を作るときにあまり二さん化炭そを出しません。あと、顔の表じょうを変えられるので面白いです。地球のオゾンそうがはかいされなければいいと思います。

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テクニカルイングリッシュの心得

第3回 プレゼンテーション作法3

プレゼン作法1および2に関する付録

前回、プレゼン作法2で結論を最初にという話をしました。実はこの話にはプレゼン作法1にも関係があるのです。それはプレゼン全体の構成についてです。ちなみにですが、最後は再び結論を言って終わりますよね。この辺の構成に関するプレゼンの極意を示す有名な言葉があります(出自は不明ですが、どうやらギリシャ時代からあったようです(1)

 

Tell them what you are going to tell them.

Tell them.

Then, tell them what you told them.

 

まず何を話すか話し(結論を先に)、実際に話し(内容を含めて)、最後に何を話したか話す、ということです。言い換えると、大切なことはまずイの一番に話すとともに3回繰り返し、これでもかと印象付けるのです。

実は、この格言は英語での発表ということになるとさらに深いことも含んでいるのです。それは「契約」という概念です。まず最初に、聴衆に対して私はこういうことを話しますという契約をするのです。結論を最初に言うことによって発表で何が得られるのかがわかる、ということが大切なのです。ですから研究のタイムシリーズを話すような日本的な発表は、果たして聞くだけの価値があるだろうかと不安になると同時に、一体何が言いたいのかわからんと不満になるのです。これでは内容に集中して聞いてもらえるわけがありません。

これに関しては、日本でもどんどんその傾向が出てきました。ひとつのセッションを通して聞いている聴衆はそのセッション関係者(発表者を含む)か全く関係ない(睡眠不足の補充)かのどちらかが多いですね。真剣な聴衆は聞きたい発表を求めて次々とセッションをまたいで行きます。もし、そんな中で自分の発表を覚えておいて欲しいと思ったら少なくとも3回は結論を連呼しなさい、ということです。

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