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2018/2 Vol.121

【表紙の絵】
「エコな飛行機」
佐藤 想士 くん(当時10 歳)

地球から出たよごれた空気を吸う事で空を飛び、きれいな空気に変換して排出します。緑の少ない土地には種をまきます。
皆、この飛行機が大好きです!!

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特集 実用化迫る自動運転 産官学の視点から

自動運転の評価拠点を目指して

永井 正夫(日本自動車研究所)

1.   はじめに

日本自動車研究所(JARI:Japan Automobile Research Institute)は自動車工業界の中立研究試験機関として1969年に創立された。以来、安全技術とエネルギー環境技術の二本柱を中心に、ITSや電動化の先端分野を加えて、それらの評価、試験、標準化活動などを実施して業界に貢献している。最近では、特に自動運転に関して、内閣府SIP、経産省、自工会などの受託を受けて研究試験事業を実施している。

また2017年4月に自動運転技術の性能や安全性を評価するため、JARI敷地内図1に自動運転評価拠点の実験施設Jtownをオープンした。これは経産省の補助事業として、従来からある模擬市街路を新たに自動運転評価用にリニューアルしたもので、将来の標準化、基準化、アセスメントに向けた活動を開始している。本稿では、これらの最近の活動について紹介する。

 

図1 Jtown概観(つくば地区)

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