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2018/2 Vol.121

【表紙の絵】
「エコな飛行機」
佐藤 想士 くん(当時10 歳)

地球から出たよごれた空気を吸う事で空を飛び、きれいな空気に変換して排出します。緑の少ない土地には種をまきます。
皆、この飛行機が大好きです!!

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特集 実用化迫る自動運転 産官学の視点から

自動運転技術の実用化に向けた日本自動車工業会の取り組み

横山 利夫(日本自動車工業会)

1.  はじめに

日本自動車工業会は、「進化するクルマが、人、街、社会を支える」という考え方のもと「豊かなクルマ社会の実現」を目指し、環境課題、安全課題の解決や国際基準調和活動および国際標準化活動に取り組んでいる。2015年、日本自動車工業会は「自動運転ビジョン」において、自動運転技術の実用化による「世界で最も安全、効率的で、自由なモビリティー社会の実現」を目標として定めた。具体的には、自動車、2輪車はもちろんのこと、すべての交通参加者のために、事故ゼロ、渋滞ゼロ、自由な移動と高効率な物流の実現を目指すこととしている図1

クルマ社会の課題である交通事故および交通渋滞、社会構造の課題である過疎化や少子高齢化、人口の都市集中、労働力人口の減少、産業と消費の多様化などに対し、事故ゼロに向けては人的エラーの排除、交通渋滞ゼロに向けては道路利用・運行効率の向上を目指し、自由な移動や効率的な物流を実現するために高度な運転支援技術および自動運転技術の実用化に取組んでいる。

図1 自動車工業会 自動運転ビジョン

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