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2017/12 Vol.120

【表紙の絵】
「オゾンホール修復飛行船O3-ZES21」
久保 竜希 くん(当時10 歳)
O3-ZES21( オーゼス21:O Zone Eco Ship 21 century)この機械は飛行船にオゾン発生装置を取り付けて、上空で飛行しながらオゾンを製造し、オゾンホールをふさぎます。燃料はいりません。晴れの日は屋根のソーラーパネルで、曇りや雨の日はプロペラと、オゾン発生装置のファンが回ることで電気を作れます。出発前に地上でCO2 を取り込んで、上空でO3 に変えて、放出します。O3-ZES21 の作ったオゾンのおかげでオゾンホールがなくなり、紫外線がさえぎられて、南極の生き物が大喜びしています。

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機械屋英語のあれこれ

第12回(最終回) 博士号

石田 幸男(名古屋大学)

1. はじめに

今年始め、第一生命保険(株)が子供に実施した「大人になったらなりたいもの」というアンケートの結果を発表した(1)。男の子の場合、第1位はサッカー選手、第2位は学者・博士とのことである。うれしく思うとともに、博士号を取得しても職が見つからない若い人たちをたくさん見ている身としては、夢を砕くようで気持ちが暗くなる。その昔、「末は博士か大臣か」と言われた時代もあったが、今では「博士の学位は足の裏の米粒」と揶揄されるようにもなった。これは「取っても食えないし(生活できないし)、取らないと気持ちが悪い。」という意味である。

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