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2017/11 Vol.120

【表紙の絵】
「おばけたいじロボット」
白石 煌惺 ちゃん(当時7歳)
自分のお部屋で寝ようとすると、暗闇の中からおばけに見えてしまう服やクローゼットが出て来るのをビームでやっつけてくれるロボットが欲しいです。

バックナンバー

私の一冊

『われはロボット』

小山 昌宏〔(株)日立ハイテクノロジーズ〕

 

 

 

 

 

 

 

 

われはロボット
アイザック・アシモフ(著)、小尾芙佐(訳)
文庫: 349 ページ
出版社:早川書房
言語:日本語
発売日:
初版 1983/11(ISBN-13: 978-4150105358)
決定版 2004/08(ISBN-13: 978-4150114855)


“I, Robot” は、アイザック・アシモフのロボットSF 小説短編集です。私はこの小説を、大学に入学して間もない頃(1984年)に文庫本で読みました。本書で、アシモフは有名な「ロボット工学の三原則」を提唱し、これをベースにした物語を展開しています。収録されている短編の多くは、ロボットが一見して三原則に反するような行動をとる事件が発生し、その謎を主人公のロボット心理学者スーザン・キャルビンがその鋭い推理により解明していく、という内容です。子供の頃から将来はロボットの研究者になりたいと思っていた私は、三原則をベースとした論理的なストーリー展開に感銘を受け、アシモフのほかのロボットSF 作品も夢中になって読みあさりました。

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