My メカライフ
機械系から学際的境界領域へ
私が現在行っているマイクロ流路関係の研究は、材料、化学、物理、界面科学、バイオ等の相交わる極めて学際的な領域にあります。そのせいか近年、私の元々の出自が機械系であることを意外だと驚かれることが増えてきました。そこで今回の執筆依頼を機に、自らの機械系としての源流とこれまでの研究履歴について少し記してみます。
初の研究室配属は学部4年時、東京大学精密機械工学科の高増研究室でした。卒論や修論の段階で既に自立的に研究を進めている個性豊かな方が多く、自由且つ刺激的な環境でした。自身の研究に対する考え方や価値観はこの時期にほぼ形成されたように思います。
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【表紙の絵】
「おばけたいじロボット」
白石 煌惺 ちゃん(当時7歳)
自分のお部屋で寝ようとすると、暗闇の中からおばけに見えてしまう服やクローゼットが出て来るのをビームでやっつけてくれるロボットが欲しいです。