技術のみちのり
実現!水素間接冷却タービン発電機の大出力化 三菱電機(株)
~ 2016 年度学会賞(技術)「900MVA 級水素間接冷却タービン発電機の開発と製品化」~
高効率タービン発電機VP-X シリーズ 870MVA 検証機(2014 年度グッドデザイン賞を受賞した)
大出力で高効率の発電機
世界的に電力需要が高まる中、タービン発電機には大出力化が求められている。また、地球温暖化の原因と考えられるCO2 排出量を減らすためには、発電機の高効率化が必要である。水素間接冷却方式のタービン発電機(水素間接冷却機)は、構造が比較的シンプルで、他の冷却方式に比べて高効率などの利点を持っているが、大出力化が難しい。各発電機メーカーで、大出力の水素間接冷却機開発が進められているが、三菱電機(株)は他社に先駆け、2014 年12 月に、世界最大出力の900MVA 級という大容量の水素間接冷却機「VP-X シリーズ」の開発に成功した。発電機効率は世界最高レベルの99%以上の効率をもつという。従来のものに比べて約20%コンパクト化した発電機は、大型バスくらいの大きさだ。これが1.25 台あれば、神戸市の電力をまかなえるそうだ。
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【表紙の絵】
「おばけたいじロボット」
白石 煌惺 ちゃん(当時7歳)
自分のお部屋で寝ようとすると、暗闇の中からおばけに見えてしまう服やクローゼットが出て来るのをビームでやっつけてくれるロボットが欲しいです。