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2017/9 Vol.120

「魚(うお)っちゃCar!!」
吉川 大翔 くん(当時6 歳)
これは海の底で魚をとったり、研究
や工事が出来る移動式の機械です。
左前にあるセンサーやカメラで魚を探
します。自分の食べたい魚や珍しい
魚をつかまえて巨大タンクで増やしま
す。グリッパーにのこぎりやハンマー、
グラップルをつけかえて、深い海の
底に魚と一緒に遊べる遊園地を作り
ます。中は海の底でもず~っと息が
出来るように酸素や水、カルシウム、
色々なものがシャボン玉のようになっ
て出てきます。1 階は魚を育てるた
めの部屋。2 階は操縦席と巨大タン
クの部屋。3 階は図書館とお茶を飲
む場所があります。

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エンジニアリング教育の達成度評価 ~テスト問題バンクの取り組み~

第8回 テスト問題バンクの具体例(2)

1.記述式問題の作問例

前号で述べた多肢選択式問題については、経験豊かな教員にとって作問は容易であるとともに、機械工学の専門知識に基づいて解答する学生にとっても、マークシート解答式として違和感をもつことも少ないと思われる。

これに対して、記述式問題は受験学生の機械技術者としての考え方を評価するために、実在する工学問題を文章題として与えて、受験生の工学プロセスにおける工学分析、工学デザインおよび工学実践のコンピテンスを計ろうとするものであり、受験学生の解答経験も少なかろうが、教員の作題経験も乏しい。本連載の第6回で述べたように、作問WGでは、合宿活動を含む多くの検討を費やして、多くの記述式問題を作問してきた。

本稿と次稿で、作問WGで作成した記述式問題のうち、問題サンプルとして公開している「風力発電」の問題を例にとり、その問題構成を示すとともに、計るべきコンピテンス、正答例とそれらに基づく採点基準を記載したルーブリックを示し、それらの要点について解説する。

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