特集 国産手術ロボット研究開発の最前線 ~その実現を目指して~
顕微鏡下 手術支援用手台ロボット「iArmS®(アイアームス)」
1.はじめに
近年、国内外においてロボット技術の医療への応用・実用化研究が盛んに行われている。しかし、国内で開発されている医療ロボットの実用化例はまだ少ない。(株)デンソーでは、1970年初頭よりロボット技術による製造設備の自動化に取り組んできた。2010年よりロボット技術による医療分野参入を目指し医師へのニーズ調査を開始、数多くの手術見学や医療機器に触れる機会を得て、国内企業の新規参入に対する医療現場の期待の大きさを実感した。そこで、当社が有する技術を用いて早期に実用化を実現するため、医・工・産連携による動力を持たないパッシブ機構で安全性に優れた医療ロボットの開発を目指した(1)。本稿では、当社が開発した「顕微鏡下 手術支援用手台ロボット」について解説する。
キーワード:特集
「魚(うお)っちゃCar!!」
吉川 大翔 くん(当時6 歳)
これは海の底で魚をとったり、研究
や工事が出来る移動式の機械です。
左前にあるセンサーやカメラで魚を探
します。自分の食べたい魚や珍しい
魚をつかまえて巨大タンクで増やしま
す。グリッパーにのこぎりやハンマー、
グラップルをつけかえて、深い海の
底に魚と一緒に遊べる遊園地を作り
ます。中は海の底でもず~っと息が
出来るように酸素や水、カルシウム、
色々なものがシャボン玉のようになっ
て出てきます。1 階は魚を育てるた
めの部屋。2 階は操縦席と巨大タン
クの部屋。3 階は図書館とお茶を飲
む場所があります。