小特集
VE(Virtual Engineering)時代の設計/ものづくり
はじめに
本特集では、設計工学・システム部門産学連携活性化委員会における「VE(Virtual Engineering)時代の設計/ものづくり」に関する取り組みを紹介する。具体的には、産官学の識者の方々に、各分野におけるVEの現状と今後の展望についてご紹介いただく。第1章では、産学連携活性化委員会の取り組みを紹介した後に、VEの現状について概観する。第2章では、産業界における事例として、自動車、重電機器、精密機器の3分野と中小企業における取り組みを紹介する。第3章では、VEに関する国際動向と我が国の政策の方向性について解説する。第4章では、VEに関わる教育の事例として、企業、大学、徳島地域における取り組みを紹介し、最終章において本特集の総括を行う。本特集が、設計・ものづくりにおけるVirtual Engineering の活用と、産官学における横断的な取り組みの一助となれば幸いである。
[木見田 康治〔首都大学東京〕]
キーワード:小特集
「天気をこうかんするキカイ」
鬼塚 充暉 くん(当時8 歳)
雨のところと晴れのところをこうかん
するキカイ。雨がふらなくてこまって
いるさばくと、雨ばかりで外であそぶ
ことができない子どもたちのいるとこ
ろの天気をこうかんする。どっちもう
れしくなるゆめのキカイ。