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2017/7 Vol.120

「天気をこうかんするキカイ」
鬼塚 充暉 くん(当時8 歳)
雨のところと晴れのところをこうかん
するキカイ。雨がふらなくてこまって
いるさばくと、雨ばかりで外であそぶ
ことができない子どもたちのいるとこ
ろの天気をこうかんする。どっちもう
れしくなるゆめのキカイ。

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エンジニアリング教育の達成度評価 ~テスト問題バンクの取り組み~

第6回 テスト問題バンクの枠組

1. テスト問題における学修範囲設定

2014年5月、12機関28名の委員を集め、第1回のテスト問題バンク研究会が開催された。OECD-AHELO の成果と課題に基づくテスト問題バンクの取組構想の説明につ
いてコンセンサスを得た後、筆者がテスト問題作成WGの主査に指名され、問題の枠組み作りを開始した。

OECD-AHELOフィージビリティスタディの手法を踏襲するにしても、土木工学から機械工学に分野転換をしなければならない。そこでまず、学士課程機械工学分野における学修範囲を設定することとした。このためにまず、機械工学の教育プログラムの参考例として、(a)日本技術者教育認定機構の日本技術者教育認定基準(2010 年度~ 2015 年度)分野別要件:機械および機械関連分野、(b)文部科学省平成22、23 年度先導的大学改革推進委託事業「技術者教育に関する分野別の到達目標の設定に関する調査研究」報告書(平成24 年千葉大学編):機械分野を取り上げ、検討を行った。前者は、修得すべき知識能力として、1)数学・物理学の基礎、2)大括り化された機械工学の基盤分野、3)実験・プロジェクトの計画、遂行、結果の解析と考察に分類しており、後者については、仕様を満足する機械システムを創造できることをゴールとして、数学・古典物理に基づくいわゆる機械の4力学を主軸として、機械要素・材料、加工・生産、メカトロニクスなどを修めるとして、それらで育成すべき知識・能力とその到達目標が詳細に示されている。また、いずれも、学習項目が多くのキーワードで提示されている。

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