Myメカライフ
機能創発と機序解明を主軸とした異分野融合研究のすすめ
私の研究室は流体医工学研究室という名前で九州大学大学院工学研究院機械工学部門において2016年4月よりスタートした研究室です。もともと私自身は熱流体を専攻して2003年に学位を海外の大学で取得したのですが、学位取得後に自分の研究の方向性を見失って模索している中でマイクロ/ ナノ工学へ専門分野をシフトし、東北大学において2006年にポスドクから研究者ライフのスタートを切りました。その後、名古屋大学、芝浦工業大学と3~4年ごとに研究の場所を移動させて現在の所属に至っております。日本では転職を数多くしているとプラスに働くことが少ないと言われていますが、研究者ライフにとって、転職は人脈を広く形成する大きなチャンスでもあります。特に異分野融合分野を研究している研究者は機械工学だけでなく、電気、バイオ、化学等の学会に広く参加して情報収集することが大変重要なポイントになることが多いと思います。全く繋がりのない学会に参加することは勇気のいることだと思いますが、質問やディスカッションを行うことにより、全く異なる価値観や発見に触れて刺激を受けることは大変有意義なことであると考えます。人と人との繋がりと技術の繋がりを広げていくことは研究を行う上で大変重要であり、それは学会だけでなく、いろいろな会議やイベントや委員会活動においても例外ではないことに最近になってやっと気づきました。
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「オゾンホールの穴をうめて
地球温暖化STOP」
塚本 心汰くん(当時8 歳)
地球温暖化の原因ともなっているオゾンホールをうめて、もとのようなオゾン層を作る機械です。
太陽からのエネルギーをパネルで受けとめて動きます。
機械本体で作ったオゾンを、ホールに流し込みうめていく仕組みです。
地球を守るために、大活躍。