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講義を行う建物ごと振動させる体験型振動工学教育の試み
5階建て5,600トンの「減災館」を振動させる
振動工学教育に関するこの試みは、2015年12月1日に名古屋大学工学部機械・航空工学科の2年生全員を対象とした「振動学及び演習」の授業時間に実施された。名古屋大学東山キャンパス内の免震機構を備えた建築物「減災館」(図1、鉄筋コンクリート5階建の5,600トン程度の建物)において、免震機構にジャッキを挿入して建物を引っ張り、リリース後臨界減衰に近い自由振動をさせた。その様子を建物の外部と内部から体験して応答を体得するとともに、対応する内容に関する教科書に沿った理論の講義によって、入門的な振動現象とその理論を深く理解しようとする試みであった(1)。
図1 名古屋大学「減災館」
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【表紙の絵】
「博士ロボ工場~ロボットが働く時代~」
村越 和くん(当時13 歳)
ロボットは人間が入れない危険な所に行き、人間の代わりに働いたりしてくれます。また、自動車工場などではすでに使われてます。そんなロボットが工場にいればいいなと思いかいてみました。
でもロボットだけではだめなので絵の中には人間はいないけど、いつか会話などしながら働けたらなと思いました。